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京四季庵店長のたかぼうです。
頑張って更新しますので、よろしくおねがいします。

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2012年8月

2012年8月27日 (月)

京都マラソン大作戦10

俺は勢いよくスタートをした

斜め前を、れいこが自転車で先導していた

「店長5キロを通過しました!」

「おう!楽勝やscissors

二条城の外周とは違って

変わる景色を見ながら気分は爽快だった

嵐山の緑を眺め

桂川の川の音を聞きながら

渡月橋を右に曲がると

そこからゆっくりとした坂道が・・・・・

そして下りが・・・・

これがケンの言っていたアップダウンか・・・・・

「店長先に行ってて下さい!すぐに追いかけますから」

自転車に乗っている

れいこのほうがしんどそうだった

俺はれいこを残して自分のペースで走っていた

8キロ~9キロは心臓破りとも言える、過酷な坂道だった

なんとか心臓破りを越えて

10キロ地点を迎えた

この地点で足はパンパンだった・・・・・

二条城の周りよりも

何倍も過酷なコースだった

「マラソンはそんなに甘くないぞsign03

石上さんの声が頭によぎった

「くそっsign01

俺は歯を食いしばって足を進めた

世界遺産の仁和寺を過ぎたあたりで

れいこが追い付いてきた

「店長!早いですねhappy01

「おうsign01

疲れている事を悟られぬように、俺は大きな声で答えた

そしてれいこの差し出したペットボトルを口にした

15キロまで進むともう一度坂道が待ち構えていた

「店長!ここを過ぎると暫く平坦な道です頑張ってくださいshine

俺は無言で左手を上げた

声を出すのがしんどかった・・・・・

18キロを過ぎると緩やかな下り道が続いた

そして賀茂川沿いを進み西賀茂橋を折り返した

この時点で20キロ手前だった

しかし・・・・・・

想像以上の体力を消耗していた

「マラソンはそんなに甘くないぞsign03

石上さんの声が再び頭をよぎった

俺は頭からその言葉を消し去ろうと

北山通りに向かい必死で足を進めた

「れいこ次を右でいいんか?」

俺は力を振り絞って声を出した

そして振り返ると

れいこは止まってパンを食べていた

「お前この状況で何パン食ってるねんannoy

 次曲がる道を説明してから食えやボケannoy

「すいませんcrying次の次の橋を右ですdash

疲れもあったのか無性に腹が立った

大声で叫んでいたsign03

怒りを抑えながら北山通りに向かった

中間地点を越えて最大の難所の狐坂が近づいてきた

俺は一旦立ち止まり屈伸をした

そして大きく深呼吸して再び走り始めた

今まで以上のキツイ坂道だったup

20キロを過ぎてからの狐坂は本当に過酷だ

途中から歩きながら坂を登りきり

トンネルを抜けるとそこは雪景色だった

3日程前に降っていた雪がここにはまだ残っていた

国際会館の前まで進むとゆっくりと折り返し

再びトンネルに向かった

この雪景色を堪能する余裕は全く無かった

そして今度は狐坂をゆっくりと下った

北山通りに戻ると左に曲がり

平坦な道に差し掛かったが、スピードは全く上がらなかった

俺はとうとう体力の限界を迎えていた

歩き始めた俺に、れいこが心配そうにペットボトルを手渡した

俺は無言で受け取ると一気に飲み干した

それからは歩いては、走り、歩いては、走りの繰り返しだったが

なんとか30キロ地点までたどり着く事が出来た

「店長ここで30キロですsweat01

れいこの声で足を止めた

そして地下鉄の駅までゆっくり歩いた

30キロを走った達成感はほとんど無かった

それよりもこのコースの過酷さ

マラソンの厳しさを身をもって感じていた

「れいこ朝早くからありがとうなnoteさっきは怒って悪かったなbearing

地下鉄の駅の前で声を掛けた

「いえこちらこそすいませんでしたwobbly

 でもかなり辛かったんじゃないですか?

 あんなに怒った店長を始めて見たんで・・・・」

「ホンマに悪かったな気を付けて帰れよ!」

「店長こそ気を付けて下さいよwink

俺は地下鉄に乗り込んだが椅子には座らなかった

座るとそのまま寝てしまいそうだった

家に着くとすぐ風呂に入った

湯船の中ではいつの間にか眠っていた

「マラソンはそんなに甘くないぞsign03

石上さんの声で目が覚めた・・・・・・

また石上さんか・・・・・

今日だけで何回目か・・・・・

風呂から上がってふやけた足を拭くと

右足の親指の爪が剥がれていた

俺は何も焦らなかった

寧ろ爪が剥がれただけで、良かったとさえ思った

それほどこの30キロは過酷だった・・・・・・

    続く・・・・・・

2012年8月22日 (水)

京都マラソン大作戦9

2月に入り俺は、更に練習量を増やしていた!

1週目の休みはスポーツジムで30キロ走に挑んだ

マシンを使って休憩を入れながら、なんとか30キロを走り切る事ができたsweat01

2週目は二条城の周りを30キロ・・・・・・

なんとか休憩せずに完走する事ができたsign01

30キロを走りきった後の下半身は

自分の体では無い様な、なんとも言えない重さだった

あと12.195キロ走る事を考えると吐き気がしてくるbearing

しかしそれ以上に30キロを走れるようになった、達成感と自信は大きかったhappy01

「このまま頑張れば必ず完走できるぞ。」

俺は自分に言い聞かせた

そして、その自信は確信に変わるはずだった・・・・・・

        

     

翌日出勤すると

「店長!昨日の練習はどうでしたか?」

ケンはいつもよりも真剣な表情だった

「二条城の周りを30キロ走ったわscissors

「30キロですか凄いですねsweat01

「そうやな!30キロは流石にしんどかったけど、ちょっと自信がついたわshine

「これからの練習はどうするんですか?」

「来週も二条城の外周を30キロ走ろうと思ってる。」

「本番のコースは走らないんですかsign02

「コースはいいやろ、二条城を走るわnotes

「店長よく聞いてくださいね!今回の京都マラソンのコースは

 坂道の多い、初マラソンのランナーには厳しいコースなんです

 1度でいいからコースを走っておいた方がいいですよsign03

ケンの表情はいつにもなく真剣だったhappy02

「なんでお前そんな事知ってるねんsign02

「ネットで調べましたsign01

「そうか、でもコースはいいわ!二条城走るし・・・・・」

「店長!絶対に一度は走ってくださいsign01

       

 

   

 

翌週の月曜日、俺は朝6時に西京極競技場の前にいた

ケンの言うことを聞いてコースを試走する事にした

あいつのあんなに真剣な顔は、見た事が無かったからだ

俺は一人で体操をしていた

「おはようございますup

後ろから声が聞こえた・・・・

「おはよう!れいこ休みの日に朝早くからごめんな。」

「いえ!とんでもないです。クリスマス会でお世話になったままで

 やっと店長に恩返しができますbleah

サンタクロース大作戦

 

れいこは自転車で一緒に走ってくれる事になっていた

「ネットで調べてきたコースの地図です。どうぞ!」

「ありがとう助かるわ!」

俺は地図を受け取ると、もう一度コースを確認した

この坂道が多いコースを走りきれるのか・・・・・

大きな不安が、俺の心に襲いかかって来た

大丈夫や俺なら出来るshine

不安をかき消すように自分に言い聞かせた

それから屈伸をして大きく深呼吸した

そして勢いよく走り始めた

2月の寒い朝だった・・・・・

  続く・・・・・

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