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京四季庵店長のたかぼうです。
頑張って更新しますので、よろしくおねがいします。

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2012年9月

2012年9月30日 (日)

京都マラソン大作戦15

遥か前方で号砲が鳴り響き

第一回京都マラソンがスタートしたdash

俺は後方のHブロックでスタートを迎えたが

号砲の合図があっても全く動かなかった

参加ランナーは1万5千人

簡単に進めないのも無理はなかった

   

2分以上経過した頃に少しづつ動き出し

スタートラインの近くまで進んだ時は5分以上経過していた

俺は高鳴る鼓動を抑え、ゆっくりとスタートラインを越えた

競技場を出て右に曲がり

葛野大路通りを左に進んだ

2度コースを試走した時は雪が舞う寒い日だったが

この日は天候も良くマラソンには最高のコンディションだった

そして沿道からの熱い応援にテンションも上がっていたup

   

スタートから順調に走り5キロ地点に到着した

周りのたくさんのランナーと沿道の声援

自分のペースが早いのか遅いのか

それすら解らなくなっていた

5キロを通過すると時計を確認した

予定よりも約2分早いペースだった

俺はゆっくりとペースを落とした

このままでは後半にバテてしまう

狐坂を越えるまでは我慢が必要だ

2度試走をして自分で考えた作戦だった

後ろのランナーに次々と抜かされていったが

「落ち着け!今は我慢するんやsign03

自分に言い聞かせながら

自分のペースを守っていた

そして初めての給水ポイントを迎えた

前のランナーに続いて紙コップを取ると

一気に喉に流し込んだ

その勢いでペースが上がりそうになったが

もう一度自分に言い聞かせた

「今は我慢するんやsign03

後方のランナーは次々と俺を追い越していった・・・・・

その時前方から

「ランナーストップ」の声が・・・・・

     続く・・・・・・

2012年9月24日 (月)

京都マラソン大作戦14

当日の朝を迎えた

ベッドに入って横になったが、結局一睡も出来なかった

軽く朝食を済ませてから

阪急烏丸駅へ向かった

駅に着くと物凄い長蛇の列が

俺は人の多さに圧倒されながら

なんとか切符を買いホームに降りたsweat01

電車に乗り込み西京極駅に到着すると

ホームは人で溢れかえっていた

無事にホームに降りて

改札を抜けると競技場が見える

俺は期待に胸を躍らせながら競技場へと足を進めたdash

手荷物を預けるとトイレに行き

自分のスタートエリアを確認した

マラソン初心者の俺はHブロック

スタートラインよりも遥か後方で

第二競技場からのスタートだった。

    

ゆっくりと柔軟体操をして競技場の周りを軽く走った

状態が良いのか、悪いのか

練習は十分だったのか

最後の調整は上手くできたのか

軽く走っただけでは解らなかった

本当に42、195キロを走り切る事ができるのか?

大きな不安が俺の心に押し寄せてきた

「ここまできたらやるしかない」

自分に言い聞かせた

そしてスタートブロックに並んだ

光菜からもらったタオルを首に、リストバンドは右手に付けて

   

スタート時間がせまりセレモニーが始まった

3月11日一年前の大震災の犠牲者に黙祷をした

元気でマラソンに参加できる自分が本当に幸せだと改めて思い

絶対に完走するという思いが更に強くなった

俺は右手のリストバンドの文字に目を移した

その時スタートの号砲が

遥か前のスタートラインで鳴り響いた

俺の初マラソンが始まろうとしていた

       続く・・・・・・・

2012年9月19日 (水)

京都マラソン大作戦13

あっという間に3月になっていた

年明けからの約2カ月の練習で合計380キロを走り

82キロあった体重は74キロまで落ちていた

練習は当日に備えて最終調整に入っていた

 

  

そして大会前日

営業をしながらマラソンの事を考え

落ち着かない1日だった

「お兄ちゃん!こんばんはhappy01

11時を過ぎた頃に一人の女性が

舞妓の光菜だった・・・・・

「明日応援に行こうと思ってたけど、行かれしませんhappy02

 これを付けて頑張っておくれやす」

俺は差し出された袋を受け取った

中にはタオルとリストバンドが入っていた

「ありがとう!明日はこれを付けてがんばるわpunch

リストバンドにはガンバレの文字が

「絶対完走しておくれやすhappy01

「おう!まかせとけsign03

俺は大きな声で答えた

 

その日の賄いはケンがパスタを作ってくれた

「店長!パスタはエネルギーになりますから、これで明日は力が出ますよshine

今までのアドバイスと同じくネットで調べてくれたようだ

 

「店長ではお先に失礼しますnotes

「おう!ゆきこおつかれsign01

「店長がこの2カ月頑張ってるのをずっと見てましたよnote

 私も応援できるのを楽しみにしています。絶対完走してくださいねhappy01

ゆきこは初めて優しい言葉を掛けてくれた

 

 

店の営業が終わり片付けはケンに任せて

俺は家路に着いた

いよいよ本番を迎えようとしていた

                続く・・・・・・・

 

2012年9月 7日 (金)

京都マラソン大作戦12

翌週の月曜日

店の営業が終わった午前3時半

俺は走り始めた

自宅から西京極競技場までの約4キロ

ウォーミングアップを兼ねてゆっくり走った

先週よりも冷え込んでいた

空からは、チラチラと雪が舞い降りてきた

西京極競技場に到着すると

もう一度ストレッチをした

そして大きく深呼吸をし再び走り始めた

前回とは違い一人で、まだ暗い道を必死で走った

アップダウンの激しい道に差し掛かった頃

「マラソンはそんなに甘くないぞsign01

石上さんの声がまた頭をよぎった

「くそっ!」

ペースを上げそうになったが

歯をくいしばって我慢した

「ここは我慢する所や!」

自分に言い聞かせた

1度コースを経験した俺は

我慢する場所とスピードを上げる場所を

体で覚えていた

18キロを通過して少しづつペースを上げた

そして20キロを越えて最大の難関狐坂が・・・・・

この坂はゆっくりと歩いて登った

ケンにあれだけ無理をするなと言われたからだ

狐坂を下りるときもゆっくりと歩いた

それでも北山通りに戻ってくる頃には

両足は前回と同じようにパンパンに張っていた

そこからはゆっくりのペースではあるが

30キロまで歩くことなく

最後まで走り切る事ができた

あと12キロ・・・・・

考えると不安になったが、前回よりもタイムは早くなり

少し手応えを感じる事ができた

なんとか完走できるかも・・・・・・

そう思った時

「マラソンはそんなに甘くないぞsign01

石上さんの声が再び聞こえてきた

大会まであと2週間だった

      続く・・・・・・・

2012年9月 3日 (月)

京都マラソン大作戦11

翌日出勤すると

ケンが待ち構えていた

「おはようございます!昨日のコースの試走はどうでしたか?」

「なんとか30キロまで走ったわsweat01

「凄いじゃないですか!ここまで順調に来てますねhappy01

「そんな事ないわ、昨日はホンマにきつかった

 あそこからまだ10キロ以上走る自信は無いわsign01

ケンは心配そうな表情に変わったbearing

俺の練習している姿を見て

ケンも何か感じる物があったようだ

当選が決まった時とは違い、今は本気で心配してくれていた

「そんなにキツかったですかsign02

「お前の言った事に間違いは無かった、アップダウンは想像以上やった

 でも本番のコースを走って良かったと思ってる

 二条城の周りだけで、本番を迎えてたらホンマにやばかったわ!」

「あとは無理をせずに、調整して本番に備えて下さいねnote

「まだ調整は早いわ!来週の休みにもう一回コースを走るぞsign03

「店長!もう長い距離は走らない方がいいですよsign01

「なんでやsign02

「来週は大会の2週間前です。2週間前に長い距離を走ったら

 当日に疲れが残ります!絶対に走らないほうがいいですよsign01

「お前なんでそんな事知ってるねんsign02

「ネットで調べました。」

「それはずっと練習してきた人の場合やろ

 俺はまだ2ヶ月も走ってないから、このまま出たら練習不足やろannoy

「そんな事ないです。来週はもう長い距離は止めたほうがいいです

 オーバーワークになってしまうかもしれませんよsign01

ケンの表情は真剣だった

やっぱり長い距離の練習は止めた方がいいのか・・・・・・

俺の心に迷いが生じた・・・・

      

    

その時俺の携帯が鳴り響いた

「もしもし」

「店長こんにちは!たけしです!」

「おう!たけし!久しぶり元気か?」

高校入試大作戦で見事合格した

あのたけしだった

   

高校入試大作戦

 

「はい!元気ですsign03

電話の声だけで彼が充実した生活を送っている事が、十分に伝わってきた

成長したなぁ、そう思うと胸が熱くなったshine

「そうか!元気にがんばってるんやな。俺も嬉しいわhappy01

「お姉ちゃんから聞いたんですけど、京都マラソンに出るんですか?」

「そうやねん!毎日練習してるぞsign01

「そうですか!凄いですね。頑張ってくださいねbleah

「おう!」

「完走したら、ジュース奢りますよwink

「そうか、たけしジュース奢ってくれるんか。楽しみやな!

絶対完走せなあかんな。」

「僕も楽しみにしてますよ。かっこいいとこ見せて下さいよ」

「おう!任せとけ」

「当日は応援に行けるかまだ解りませんけど、店長頑張ってください。」

「ありがとう」

「店長それだけなんですけど」

「そうか!わざわざありがとうな!」

俺は電話を切り、ケンに向ってこう告げた

「来週もう一回コースを走るわsign03

ケンは頷いた

そして静かに答えた

「わかりました!頑張ってください!でも絶対に無理はしないで下さいね。」

      続く・・・・・

 

 

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