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京四季庵店長のたかぼうです。
頑張って更新しますので、よろしくおねがいします。

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2012年11月

2012年11月19日 (月)

京都マラソン大作戦 最終章

俺は痛む足を引きずりながら

みんなが待ってくれている交差点に向かった

「店長お疲れ様ですhappy01happy01happy01

みんなは笑顔で俺を迎えてくれた

「ありがとうbleah

俺は右手で力強く一人づつハイタッチをしたpaper

そして二匹の猫の頭を優しく撫でた

「店長sweat01猫触って大丈夫なんですかsign02

れいこが俺の顔を覗き込んだ

「大丈夫!今日は特別やshine

二匹の猫は優しい目で俺を見つめていた

「お前ら大きくなったな、今日は応援ありがとうflair

小さな声で囁いた

     

    

「店長!たけしも来るって言ってたんですけど

 電話がつながらないんですsign01すいませんcoldsweats02

かおりは申し訳無さそうな表情だった

「たけしに伝えてくれ!完走した後のスポーツドリンクは最高やったってなshine

「どういう事ですかsign02

「そう伝えれば解るからhappy01

俺は残っていたスポーツドリンクを一気に飲み干したdash

        

「店長お疲れ様でしたcrying

 私決めましたsign01

 私も店長のようにチャレンジしますsweat01フランスに行きますdash

「マキ最後は自分で決めたんやなsign02

「はい!自分で決めましたsign01

「そうか!頑張ってこいよgood

俺は右手を出した

マキは両手で強く握り返した

その目には涙が溢れていた・・・・・

   

「店長お腹空きましたよ

 早くご飯食べに行きましょうよ

 私朝から何も食べてないんですよsign01

「れいこ!お前なんで何も食べてないねんsign02

「店長ご飯食べたら怒るじゃないですかsign01

「あほか!あれはお前が道の案内をせずにパンかじってたからやろsign03

「そうでしたっけsign02

みんなが笑いに包まれた

「お店予約したんで早く行きましょうdash

れいこに促されみんなで店に向かって歩き始めた

俺はゆっくりと歩きながら

ケンの右側にそっと並んだ

「ケン色々とアドバイスありがとうな。」

「いえ!完走おめでとうございます。」

「練習を始めてからお前の事が神様に見えたわ!」

「そうですか・・・・・」

「お前のアドバイスが無かったら、こんなに早くゴールできひんかったわsweat01

「そんな事無いです!店長の頑張りですよ!」

ケンはいつもの笑顔だったwink

「でもなケン!

 今までのアドバイスはお前が考えた訳でも

 お前が調べた訳でもないよなsign02

「えっsign02

ケンの表情が固くなったbearing

「誰かに教えて貰ったアドバイスやなsign02

「そんな事ないですよ!」

「教えて貰ったアドバイスやなsign02

俺はさっきよりも強く問いただした

「そんな事ないですよ・・・・・

 僕が調べて考えたんですよ

 でも・・・・・

 その時だけ僕に神様が降りてきたんですよcoldsweats01

「やっぱりな・・・・・」

俺は携帯を取り出して

着信履歴を出した

「どうしたんですかsign02

ケンが俺の前に立ち塞がった

「神様にお礼を言わなアカンやろsweat01

「待ってくださいsign03

ケンが俺の腕を強く掴んだ

「店長の気持ちは神様に届いてますよ

 店長と神様は似ている所がありますからねhappy01

      

「店長何してるんですかsign02早く来てくださいよsign01

りのが前から手招きしたpaper

「そうですよ!早く来てくださいよ!私お腹減ってるって言ってるでしょう。」

れいこも大きな声で呼んでいた

「お前らちょっとゆっくり歩けよsweat01

 こっちはマラソン走った後やねんぞdash

ケンが俺の背中を軽く押した

俺は精一杯歩くスピードを上げた

そして携帯をそっとポケットに戻した

優しい春の風が俺の頬を撫でていた

    

  

            完   

  

 

               

                      <あとがき>

        たくさんの人達の協力と、たくさんの奇跡?のおかげで

        無事にフルマラソンを完走する事が出来ました。

        応募した時は、自分が当選するとは本当に思っていませんでした。

        年明けに当選のメールが届いてからの約2ヶ月間を振り返ると

        今でも吐き気がしそうなぐらい、しんどかったです。

        30代半ばになって自分がマラソンに出場するとは

        そして完走できるなんて、少し前の自分の生活からは

        全く想像できませんでした。

        人生って何が起きるかわからないです・・・・・・

       

        

    

    

        

        さて今回で第4作目を書き終える事が出来ました

        今までの3作と違って、今回は僕が主役になりました。

        力が入って気が付くと26話になっていました。

        長い話になり、更新が遅かったにも拘らず

        たくさんのお客様からブログを楽しみにしていると

        声を掛けて頂きました。

        本当にありがとうございます。

        いつもの事ですが、次回作は未定です

        またネタが出来たら書こうと思っています。

        それまで期待せずに待っててください。

        

        今後共私たち京四季庵を宜しくお願いします。   

    

        

 

2012年11月12日 (月)

京都マラソン大作戦25

「もしもし!」

「お疲れ!無事に完走出来たかsign02

「はい!完走出来ました。」

電話の相手は石上さんだった・・・・・

「そうか!良かったなup

「ありがとうございますhappy01

「何時間で完走できたsign02

「4時間25分でしたscissors

「そうか!いいタイムやなsign01あれから頑張って練習したんやな。」

「そうなんですよ!うちの店にケンっていたでしょう

 あいつがネットで調べて、色々アドバイスしてくれたんですよ

 今日も苦しい時に電話でアドバイスしてくれたんです

 このタイムでゴール出来たのもアイツのおかげですよ

 マラソンの練習を始めてからあいつが神様に見えましたよbleah

「そうか良い部下を持ったなsign01

「はい!そうですねhappy01ありがとうございます。」

俺はスポーツドリンクを一口飲んで心を落ち着かせた

「石上さん掛けて来て貰った電話で申し訳ないんですが

 先日は店に来て頂いたのに失礼な事を言ってすいませんでした」

「もう済んだ事や気にするなsign03

その時・・・・・

ゴールからの歓声が大きく響き渡った

その歓声が電話の向こう側からも響き渡って来た

                           えっsign02

「石上さん今どこにsign02もしかして近くにいますかsign02

「そんな訳ないやろsign03

「でも、今ゴールからの声が・・・・・

 もしかして石上さん見に来てくれてたんですかsign02

「そんな訳ないやろsign03

その時・・・・・

再びゴールから大きな歓声が・・・・・

電話の向こう側からも大きな歓声が・・・・・・

「石上さん見に来てくれてたんですねsweat01

「お前なら4時間半で完走出来ると思ってたよsign01今日はゆっくり休めよsign03

俺の声とゴールからの歓声をかき消すように

石上さんの声は大きくなっていた

その言葉を残して一方的に電話が切れた・・・・・

「もしもしsign01もしもしsign01石上さんsign01石上さんsign01

プーッ、プーッ、プーッ

電話の途切れた音が静かに響いていた

石上さんは見に来てくれていた・・・・・・

俺は必死で周りを見渡した

そして更衣室の建物に戻り石上さんを探した

しかし石上さんの姿は無かった・・・・・

俺はもう一度スポーツドリンクを口にして

心を落ち着かせた・・・・・・

そして石上さんが店に来たあの夜から

今日までの出来事を思い返した・・・・・

もしかして・・・・・

もしかして・・・・・

もしかして・・・・・

間違いない

そういう事やったんか・・・・・・

俺は確信した

俺の目から涙がこぼれそうになった

     

       続く・・・・・・・

        

長らくお付き合い頂いた「京都マラソン大作戦」

次回最終話になります。

どうぞご期待ください・・・・・・

 

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